【腰スッキリ簡単ケア⑥】コルセット、ずっと着けてない? 腰の安定を保つ正しい使い方
オーバーワークの後、腰の痛みで思わずコルセットに頼った経験はありませんか?
実は、コルセットは正しく使わないと逆効果になることもあるんです。知らずに使い続けていると、かえって腰痛を悪化させてしまう危険性も…。
この記事では、コルセットの本当の効果と、理学療法士が教える正しい使い方を解説します。
これを読めば、もう迷わずコルセットを使いこなせるようになるでしょう!
コルセットはどう役立つの?
コルセットには、大きく分けてソフトタイプ・ハードタイプ・セミハードタイプがあります。
各種類ごとの役割
- ハードタイプ:プラスチックや金属でしっかり固定。脊椎を動かさないようにするため、骨折や手術後など、特別な場面で使います。 圧迫骨折の患者さんが使用しているのはこれ。
- ソフトタイプ:ナイロンや布素材で柔らかく、動きやすい。日常生活の腰の負担を軽くする目的で使えます。 市販のはこれが多い。
- セミハードタイプ:ハードとソフトの中間で、手術後などに適度に固定しつつ動けるタイプです。
コルセットで期待できること
- 腰を支えて動作をサポート
- 腹部の圧力を高めて腰の安定感UP
- 前かがみや悪い姿勢を防ぎ、自然と姿勢が良くなる
※ただし、長期的な「筋力アップ」や「腰痛予防」の科学的な効果はまだはっきりしていません。あくまで「急な腰痛時や動作を助ける補助アイテム」として使うのが安全です。
放置するとどうなる?
腰痛を我慢して動き続けると、慢性的な痛みや姿勢の崩れにつながる可能性があります。
コルセットは短時間で使用することで、動作の負担を減らしつつ、腰を守るサポートになります。
1分で理解!コルセットの使い方
どんなときに装着する?
- 急に腰が痛くなったとき(ぎっくり腰など)
- 負荷の強い動作をしなければならないとき(移乗・持ち上げなど)
注意してほしいポイント
- 1日の使用は数時間まで。寝るときは外すこと。
- 上下を逆に装着しない。骨盤に沿って正しくセットする。
- ベルトは骨盤を固定してから、腹部を軽く締める程度でOK。
- 強く締めすぎると胃腸を圧迫するので注意。
使い方のコツ
- コルセットはあくまで補助アイテム。痛みが落ち着いたら徐々に外すことが大切です。
- 良い姿勢を保つ習慣や、簡単な腰回りのケアと組み合わせると、さらに効果的です。
まとめ
コルセットは、急な腰痛をやわらげたり、動作を助けたりするのに役立ちます。
ただし、腰痛予防や長期間の使用による影響については、まだはっきりしたデータはありません。
ですので、コルセットはあくまで「補助アイテム」として賢く使うことが大切です。
合わせて、日常で良い姿勢を意識したり、腰回りの簡単なケアを取り入れる習慣を作ると、腰の負担をより減らすことができます。
コルセットと組み合わせて、腰をやさしく守る習慣を始めてみませんか?
