【self-care 腰シリーズ⑧】温湿布と冷湿布、腰痛にはどっちがいいの?
腰が痛くなったとき、
「温湿布と冷湿布、どっちを貼ればいいの?」
と迷ったことはありませんか?
ドラッグストアに行くと、
「温」「冷」と大きく書かれた湿布が並んでいて、
どれを選べばいいのか、余計にわからなくなりますよね。
実はこの疑問、
多くの人が勘違いしやすいポイントでもあります。
そもそも、温湿布と冷湿布の違いって?
まず知っておいてほしいのは、
温湿布も冷湿布も、実際に腰を温めたり冷やしたりしているわけではない
ということです。
- 温湿布
→ 温かく感じる成分が入っている - 冷湿布
→ スーッと冷たく感じる成分が入っている
つまり、
👉 「温かく感じる」「冷たく感じる」だけで、体の中の温度が大きく変わっているわけではない
というのがポイントです。
腰痛には、温と冷、どっちが効くの?
結論から言うと、
👉 腰痛には「これが絶対正解」という湿布はありません。
実際に行われている研究でも、
- 温めても
- 冷やしても
どちらも痛みが軽くなることはあるが、はっきりした差は出にくい
という結果が多く報告されています。
では、どう考えればいいのでしょうか?
目安は「どんな腰痛か」
湿布を選ぶときは、
腰痛の原因を細かく考える必要はありません。
次のような感覚を目安にしてみてください。
温湿布が向いている腰痛
こんなときは、温湿布を試してみてもよいでしょう。
- 朝起きたときに腰が重い
- しばらく動くと楽になる
- じわ〜っとしただるさがある
これは、
筋肉がこわばっているタイプの腰痛に多い特徴です。
温かく感じることで、
- 血の巡りがよくなった感じがする
- 腰がゆるんだように感じる
と、楽になる人が多いです。
冷湿布が向いている腰痛
一方で、こんな場合は冷湿布のほうが合うことがあります。
- 動いた瞬間にズキッと痛めた
- 痛めた直後
- 熱っぽさや違和感がある
急に痛くなった腰痛では、
冷たく感じることで痛みが和らぐと感じる人もいます。
一番大事なのは「楽に感じるかどうか」
ここが一番大切なポイントです。
👉 貼ってみて、楽に感じる方を選んでOK
研究でも、
「温かい方が必ず良い」
「冷たい方が正解」
とは言い切れないことがわかっています。
つまり、
自分の体がどう感じるかが、いちばんの判断材料なのです。
湿布は「治す薬」ではありません
湿布を貼ると、
- 痛みがやわらぐ
- 動きやすくなる
こうした効果は期待できます。
ただし、
👉 湿布は腰痛を根本から治すものではありません。
痛みをごまかして無理をすると、
かえって長引いてしまうこともあります。
もし腰痛が続く場合は、
- 体の動かし方
- 姿勢
- 生活習慣
こうした部分を見直すことが、とても大切です。
まとめ
最後に、ポイントをまとめます。
- 温湿布と冷湿布に「絶対的な正解」はない
- 腰の重だるさには温湿布
- 急な痛みには冷湿布
- 迷ったら、貼って楽な方を選べばOK
腰痛とうまく付き合うために、
湿布は「頼りすぎず、上手に使う」ことを意識してみてください。
参考文献・情報元(PubMedより)
- Superficial heat or cold for low back pain
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16437495/ - Mechanisms and efficacy of heat and cold therapies for musculoskeletal injury
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25526231/ - Heat and cold therapy reduce pain in patients with delayed onset muscle soreness: A systematic review and meta-analysis of 32 randomized controlled trials
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33493991/
